経歴

• 東京大学法学部卒業
• 上智大学法科大学院修了

一般民事法律事務所、企業法務事務所、および外資系生命保険会社の社内弁護士を経て、オリオン法律事務所に入所。

現職

• 豊島区地域活動支援事業補助金審査委員会委員
• 豊島区国際芸術文化・SDGs特使

所属

• 東京弁護士会（登録番号47775）

ご挨拶

オリオン法律事務所横浜をご訪問いただき、ありがとうございます。交通事故案件を担当しています、杉田と申します。

2012年に弁護士登録して以来、数多くの交通事故案件を扱ってきました。安全技術の進歩や保険の充実により交通事故の全体数は減少していますが、被害者の負担は依然として大きく、適切で正確な手続きと結果による解決の必要性は増しています。

交通事故分野で裁判基準（裁判になった場合に認められる補償額）に基づく適切で正確な支払いを確保することは、必ずしも容易ではありません。交通事故による損害は、主に加害者が加入する賠償責任保険によって補償されます。したがって、保険会社は交渉において「適時・適切な保険金の支払い」を行うことが求められ（保険会社監督指針II-4-4-2(1)）、示談交渉を行う際には特に個人が交渉相手となる場合には、被害者保護に配慮し、相手方の主張を十分に聞き取り、丁寧で分かりやすい説明を行うことが求められます（II-4-4-2(2)⑤ケ(エ)）。保険会社での勤務経験から、これらの監督指針は非常に厳格であり、交通事故の示談交渉において保険会社は被害者の声に耳を傾け、明確な説明を行い、迅速かつ適切な支払い（補償額）を行うことが当然とされています。

しかし、実際には示談交渉を担当する保険会社の担当者の状況は様々であり、「適切な」保険金の支払いは一律に決まるものではありません。裁判基準から減額された金額での示談が適正な示談とされることが一般的です。その結果、裁判基準の存在や詳細を知らない多くの被害者が、裁判基準より低い金額の示談提案に同意してしまいます。

この情報格差を解消し、多くの人々が裁判基準の存在と内容（金額）を理解し、納得した上で示談に至るよう支援することに強く取り組んでいます。個別の損害額の検証や証拠の収集という厳密かつ繊細な作業に加え、保険会社内での承認を得やすくするための提示方法や説明方法の改善に努めています。

全ては、お客様に適切な対応とサービスをタイムリーに提供するためです。事故による大きな負担を、お客様のご希望に沿った形で軽減するために、真摯に取り組んでまいります。